『小説家になろう』で中編作品『跳び魚の空』連載中

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『跳び魚の空』

あらすじ

生活が便利な大都市『境ノ川』で泳ぐ魚のユウリは、幼い頃から水の外の世界『空』へ飛び出してみたいという夢を抱いていた。

けれど、泳ぐことが下手で、毎日群れの流れについていくのがやっとという現実。そして、ついには家族の姿も見えなくなるくらいになってしまった。

ふと気づいた時には水はその透明さを失っていて、昔見たはずの水面も見えなくなってしまっていた。

群れからも家族からも置いていかれ、独りになると、巧みに泳ぐ魚たちが忙しく泳ぎ回る『川の中央』から弾かれ、ケンカばかりしている乱暴な魚たちの住まう『川の端』へと追いやられてしまう。

『川の端』では水の世界全体が汚染されていく悪しき習慣を目の当たりにして、『川の端』から今度は動くことをあきらめてしまった魚たちが集う『川の底』まで沈んでいってしまう。

水の外の世界へ行くという夢に近づいていくどころかどんどんと夢から遠のいていってしまい、ついには川の底で動くことさえやめてしまおうかと思った。

そんなユウリの元に、突如水の外の世界から光る石『星』が落ちてきて、空に戻してほしいと頼まれる。

ユウリは星を空に帰すため、そして憧れていた水面へ上がるため、星の力を借りて上昇し、川から顔を出す。

空には星を落とした白い小鳥が飛んでいて、ユウリはその美しさに惹かれる。川から跳び上がる行為に至り、その心地よさと、自分の体が泳ぐことより跳ぶことの方が得意なのだと知り、星のため、自分のため、空へ飛べるよう何度も水の外へ跳び上がるのだった。


実は、もう大分投稿していて、ストーリーも終盤に入っています。

この作品、もう十五年以上前に書いた作品。まだ日大芸術学部に在籍していた頃に初稿を書いたのです。

初稿は確か原稿用紙20枚~30枚程度の短かい作品でした。ヒントを得たのは、藤沢駅の近くを流れている川を眺めていた時。

でも、書いた当初は短い枚数だったので、それでは文芸賞に応募できないということで、少しずつストーリーを伸ばして中編にしていきました。本当は日芸が主催する文芸賞に出したかったものだったんですが、それは叶わず(まあ、うつ病のため在籍したのは二年間だけでしたからね)。

途中(専門学校に入る前くらいかな)で規模の小さな童話賞に応募した時に、佳作に選ばれました。あの当時結構色んな童話賞があったんですが、なくなってしまった賞も多く、どんな名前の賞だったのか全然覚えていません。

童話賞ってどこも応募してくる人が多いんですが、出版社主催じゃないと長く続いているものって少ないんですよね。

最も有名だった童話賞『毎日小さな童話賞』もなくなってしまいましたからね。あそこからプロになった童話作家も多かったというのに。
ということで、読んでいただけたら幸いです。

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