童話作品の持ち込み(投稿)というもの

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持ち込み・投稿

一般的に出版社では小説作品の持ち込み・投稿というのは受け付けていなかったりする。

ただ、童話・児童文学系の半分くらいの出版社は、郵送での投稿を受け付けているところがある。

また、一般の出版社でも大手でなければ、商業出版のための企画・原稿募集というところもあることはある。

そこらへんは自分の力で探してみてほしい。

さて、ぼくは十年以上前から童話・絵本系出版社(持ち込み・投稿可のところ)に作品をちょこちょこ投稿している。

たぶん、一番多く送ってきたのは、福音館書店ではないかと思う。

なにしろ、HPに投稿作品を受け付けています、ってしっかり明記してあるので。ちなみに長編の小説でも可らしい(当然、児童文学でなければならないが)。

この有名どころの出版社が作品投稿を常に受け付けてるんだ、って驚いたし、有難いと思った。

ちなみに、同じく絵本・児童文学で有名どころの偕成社も投稿を常に受け付けている。偕成社といえば「ノンタン」で有名な出版社だ。

さて、福音館書店の話に戻るけれど、自分の書いた童話作品をよく投稿してきた。採用される可能性というものをわずかでも信じながら。

といっても、童話・絵本出版社に限った話ではないけれど、持ち込み・投稿で採用される確率というものは、1%にも満たないという。0.1%だったかな。とにかくかなりかなり低い確率なのだ。

でも、良い作品であれば、全く出版化がありえないわけでもない。持ち込み・投稿から作家デビューしましたという人も事実いるのだ。

たとえば、何度も持ち込みしてからデビューした人って『ねずみくんのチョッキ』のなかえよしをさん(海外の出版社に持ち込みしてデビューした非常に稀なケース)。『ながいながいへびのはなし』の風木一人さんなど。

ただし、今より二十年以上前に持ち込みでデビューしましたという人とかだけど。その当時はまだ今ほど出版不況ではなかったろうし。それでも大変だったらしい。

ぼくは、それでも、良い作品であれば、可能性はあるはずだと信じながら、投稿してきた(まあ、出版社側も投稿原稿歓迎と記載しているわけだし、新人の発掘に期待はしているのだと思っていた)。

ところが、先日、ある福音館書店のインタビュー記事を見てしまった。

『あの会社のお仕事』という福音館書店の編集者さんへのインタビュー記事。

「投稿されてくる作品は多いのだけれど、採用することはほとんどない」という。ベテラン作家の作品でさえ返すことがあるという。

他のHPの記事では、福音館書店の投稿採用率は0.01%くらいだと書いてあるのを見た。

1%の可能性でもあれば……というレベルではもはやない。

福音館は絵本・童話系の出版社の中でももしかしたら一番難しい出版社なんじゃないのかってくらいらしい。

そこに何度も投稿してきてしまっていたのだ。

そりゃあ、どんなに自分でこれならばという作品が書けても採用されないよね、と(文芸賞で結果を残した作品にもあっさり不採用通知が来るはずだ、と)。

あのコイケさん(ドSな宇宙さん)的に言えば、『自分で人生の難易度を高くしてしまっているようなもの』だった。

毎回不採用でも落ち込む必要はない

自信作を送っても毎回不採用で、自分に才能がないのでは、と落ち込むことがあったけれど、よく考えれば他にもレベルが高い人で投稿している人は沢山いるわけで、それでも不採用の人ばかりなわけで、ベテラン作家でも不採用になるわけで。

とすると、不採用=自分はダメだ、という考えになってしまう必要はまったくないんだと感じた。自分の作品が下手なわけではないのだと。

実は出版社は上手い下手で投稿作品を採用するのではないということも知ってしまったし。

こういうのは、認知行動療法とかでもある。実は落ち込む必要がないところで、勝手に自分を過小評価・自己否定して落ち込む思考になってしまうのを、治していくという方法が。

そもそも0.01%の確率なのだ。投稿の募集はしているけれども、実は採用するつもりは毛頭ないっていうことを知ってしまうと、この出版社に固執するのではなく、別の方法にシフトしやすいね、とも思った。

これから福音館書店に投稿しようと思っている人は一つの参考にしてもらえればいいかな、と。どんなに上手い作品を書いても採用されることは絶対にないのだと知っておいた方がいい。

ちなみに、もう一つ大手の偕成社に投稿する人も注意。投稿は歓迎している出版社なんだけど、ここはとにかく検討・回答が返ってくる期間が長い。基本的には検討期間6ヵ月以内とあるけれど、他の童話出版社は検討期間1~2カ月だし、6ヵ月経った後にはすっかり忘れられることも多く、一年近く放置ということも何度もあった。一年後くらいにこっちから連絡しないと、結果がどうなったのか分からないまま、なんていうことも。

それで、連絡すると数日後に一応原稿は返却される(不採用の理由を添えられて)。

そういう点で考えると、福音館書店の対応は迅速で丁寧ではあるんだけどね。

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