平成と令和、元号またぎのGW
10連休という長い連休で話題になった今年のGWでしたが、
僕も家にいる時間が長くなるのは嫌だなと、どこか旅行しに行こうかと思ったのですが、
時すでに遅し。GWに入る一週間くらい前(←遅すぎ)から探しても宿なんてほとんど空いていない。
熱海や三島のホテルも空いてないし、反対方向の水戸とかのホテルも全滅といっていい。山形とかの東北も満室。
やっぱりゴールデンウィークは四月になる前から予定を立てていないとダメだって言うことですね。
予定といえば前回の記事でも書いたんですが、四月の予定は、25日に伊波杏樹さんがメーテル役で出演した『舞台 銀河鉄道999』を観に行くことで頭がいっぱいだったんですね。
初めて舞台を観に行くからすごく緊張してたんですよ(+楽しみでもあった)。
あと、小池浩さんのドS宇宙さんの新刊も下旬に出るってことで楽しみにしてた。
だから、GWの予定なんて直前になるまでほぼ考えてませんでした。
とりあえず四月の連休中(GW前半)は井の頭公園に行こうと思っていたので行ってみました(これまでのGWでは結構『みどりの日』に井の頭公園に行ってみたことが多かったので)。
でも、井の頭公園はかなり空いていましたね。というか、新宿駅などの乗換駅はいつもと変わらず混んでいるんですが、公園とかスーパーとかはすごいガラガラでした。
結局、家にいることが多かったんですが、五月の三日にようやく日帰り温泉旅行に行こうと決めまして、前日に色々とした調べ。で、当日、朝早く(7:00くらい)に家を出て電車に乗りました。
目的地は二つ。
一つ目の目的地は、三島にある『極楽湯』という温泉施設。
二つ目は熱海の伊豆山神社、境内のその先にある本宮へ行くこと。
温泉施設『極楽湯』
『極楽湯』は全国展開している温泉施設なんですが、三島駅にあるのは天然温泉。温泉地の伊豆・熱海・三島という土地なら全国展開のお店でも天然温泉というのは当然ですね。富士山を眺めながら入れる露天風呂もあったりします。
さて、三島駅に着くと、『極楽湯』に向かう無料送迎バスが出ています。
と、その前に新橋駅で快速アクティ―に乗り、熱海駅で乗り換えて、三島駅に向かうのですが、熱海駅の混雑具合がとにかくすごかった。ホームの階段を下りたら、そこからもうなかなか前に進まない。あんなに混んでいる熱海駅というのも初めてでしたが、さすがGW中の観光地とも思ってしまいました。年代問わず色々な人が来ていましたね。熱海人気が再燃しているって聞いてたけど、すごかった。
あと、沼津方面に向かう人も多かった印象です。特に若い人。間違いなく『ラブライブ!サンシャイン!!』の影響でしょう。あの作品の舞台は沼津ですから。GW中に沼津に行ってみたいという人も多かったのでしょう。
さて、どうにか三島駅に到着し、無料送迎バスが来る時間にも間に合いました。
これまでにも三島駅の『極楽湯』には行ったことがあるのですが、その時は駅から徒歩で行っていました。30分近く歩いて。路線バスがどうやって出ているのか分からなかったんですね。
でも、今回調べてみると、なんと『極楽湯』が無料送迎バスを出してくれていることを知り。しかも予約とかもいらずに乗れます。無料で乗れるなんてなんて有難いんだ、と。で、今回それに乗ろうと決めたのでした。
本数は少ないので、バスが来る時間に間に合うように早めに家を出たという感じです(そのあとの予定も考慮して)。
送迎バスはまあマイクロバスなので、7・8人ぐらい乗るといっぱいです。GWだったからいっぱいだったのかも。
そして、『極楽湯』に着きました。
ここは露天風呂が数種類あるのがいいですね。
温泉を堪能した後は、休憩所を兼ねた食事処で少し早めの昼食をとりました。メニューは海鮮系が多い印象です。
帰りは徒歩で三島駅に。残念ながら僕が帰ろうとしていた時間帯には送迎バスはありませんでした。二時間くらい待つことになってしまうので、歩いた方が早いか、ということで徒歩で。
途中で三嶋大社にも寄って、参拝してきました。
熱海の伊豆山神社へ。そしていよいよ本宮へ
熱海駅に戻ってくると、すぐに伊豆山神社へ向かう「伊豆山神社経由七尾団地行き」の路線バスに乗りました。
来宮神社に比べるとやや知名度が落ちますが、それでも強運で有名なパワースポットで縁結びにもご利益があります。熱海の神社といえば来宮神社か伊豆山神社ってくらいですね。
源頼朝と北条政子が訪れて結ばれた場所といわれています。更に江戸時代には伊豆大権現とも呼ばれて徳川家康も参拝したほど。
その伊豆山神社。過去にも熱海に来た際は必ずと言っていいほど参拝しに行っていましたが、いつも本殿の方にお参りしていました。
実は本殿の先には本宮社と呼ばれるところがあり、もともと本殿もそこにあったとか。
伊豆山神社は本宮にお参りしてこそ、本当のご利益があるとも言われています。
本宮に行くには、白山神社遥拝所と呼ばれる場所から山道を約一時間くらい歩かなければなりません。しかも結構険しい山道です。かつては修験者の行場だっただけに気軽な気持ちで登ることができない道だったりします。
で、この日、時間にも余裕をもってついに挑みました。無事に登れますようにと本殿にお祈りしてから。
序盤からすでにきついです。勾配がすごいです。白山神社があるところまで辿り着いただけで息があがって、汗だくになってしまいました。途中足場の狭い部分もあったりして慎重に登って行かなくてはなりません。
でも、30分くらい登り続けると、険しい山道から舗装された歩きやすい道に出ることができます。そこまで行くと残りは少し登りやすくなりますね。
更に進むと、結明神(むすぶみょうじん)本社があります。↑
ここまで来ると本宮まであと少し。
一直線の山道を最後の気力を振り絞って登っていきます。
そしてついにゴールが見えてきました。鳥居とともにやさしい明かりが。
ぱあっと視界が開けます。そして、奥に祠があります。
一時間はかかりませんでしたが、それでも40~50分くらい。
でも、辿り着いたその場所の雰囲気はとても神々しいというか、厳かな空気に包まれていましたね。
ここまで登ってくる人はやはり少ないせいか、すごく自然で溢れていて、自然が生み出す色々な生命に包まれているって感じられるのです。鳥のさえずりも豊富で。苦労して登ってきた甲斐があった~! ってなります。
なんとこの空間にはキセキレイもいました。
キセキレイを見るのが初めてでした。セグロセキレイとかは23区内でも普通に見られるんですけどね。
本宮には「ありがとうございます」と「おかげさま」を伝えました。
下りは登りよりもだいぶ楽でした。時たま急な勾配のところで止まれなくなりそうになることはありましたけどね。
登ってくる人とすれ違う時は気持ちよく挨拶もできましたし、本宮の清々しさはすごいなと感じました。
そして、無事に伊豆山神社本殿右の「白山神社遥拝所」まで戻ってくることができました。
本宮まで行った人だけが味わえる達成感。それを感じながら熱海へと戻ったのでした。
三島での温泉、そして伊豆山神社本宮到達という二つの目的を達成できて、日帰りではありましたけど、GW満喫したなぁ、と思えたのでした。