FXを始めた頃のこと、こんなことでお金を稼いでしまっていいのだろうかという気持ちがどこかにあった。
利益というものが出ることにどこかで信じられない気持ち・罪悪感のようなものを感じていた。
それまでのぼくは、うつ病で、なかなか仕事ができず、仕事をしても失敗が多く、それにパワハラとかも受けたりして、長続きせず、お金を得るということに対してネガティブな生活を送っていた。
大変な思いをしないとお金を稼いではいけないという思い込みの中で生きていた。
だから、楽しんで、楽してお金を稼ぐということが信じられなかった。
※といっても、慣れてくると分かるが、FXも決して楽してお金が稼げるわけではない。損をしながら利益を増やしていくというある種の精神的な忍耐力が必要になる。
楽しんで仕事をしてお金を稼ぐ、というのが信じられなかった。
そんなメンタルでFXに臨むと、まあ損をする。まるで当たり前のごとくにチャートがいってほしい方向とは逆の方向へと突き進んでいく。
それが何度も続き、損が膨らむ。そしてストレスが溜まる。
たまに利益を得られることもあるけれど、損することが多いので、人生の中で損することが当たり前になっていたので、利益を得ることが怖いという感情が湧いて出てきてしまう。
FXで一番大切なのは、メンタルを一定に維持することとも言われている。損が出たとしても、落ち込まない。利益が出たとしてもそんなに喜ばない。あくまで淡々と、メンタルを一定に保つことこそが成功していく秘訣なのだと。
お金の引き寄せでも言われていることだけど、お金に対してネガティブな思いがあると、お金は入ってこないと言われている。
心の状態がそれに対してネガティブな感情を抱いていると、本当にうまくいかないのだ。
でも、お金に対するメンタルブロックが外れると、FXがうまくいくようになったことがあった。10万円くらいから始めて、三カ月で6万円くらい利益を出せるようになった(損も何度かしていたはずなのに、コツコツ出していた利益がいつの間にか損を上回っている結果になっていたのだ。だから、損することが怖くなくなっていた)。
損することが怖くなくなると、利益が上回る、というのも感じた。
まあ、その後、心の調子がダウンすると共に、FXでも油断して、得た利益をすべて失くしてしまうということになったのだが。その時は、慢心してもいけないということを学んだ。
つまり心の調子が良いと、あれだけ利益を出すことに罪悪感を抱いていたFXとかでも、ちゃんとうまくいく、ということだ。
FXには色々なテクニカルがあるけれど、最も重要なのはメンタルだと感じた。
自分は「これこれ」をやってうまくいっていい、お金を楽しく得ていっていい、と自分に許すと、人生が変わっていく。引き寄せの法則でもよく言われていること。
何でも気持ち次第なのだなと思った。
ちなみに、FXをやるならあくまで楽しむ範囲でやろう(あまり自分の財産の多くを使わないこと)。