出版エージェントに応募してみたところ

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出版エージェントとは

出版エージェントというものがある。先にエージェントに企画原稿を読んでもらって、自分の代わりにエージェントが出版社に自作品を売り込んでくれるというものだ。

まあ、海外ではエージェントを通して出版社に売り込むという形は主流なものなのだが、日本は異なる。

日本の場合、やはり作家と編集者は直接やり取りしたい。直接やり取りして、作品を良いものにしていきたいという流れがある。

で、自分も去年、この出版エージェントというものがどういうものなのか応募してみたのだ。自分の作品、結構ジャンルが独特で、文芸賞や出版社へ直接送る(投稿可とHPに記載しているところ)以外にアプローチ方法がないものかな、と考えていたもので。

選んだのはエージェント業の中でもそこそこ有名なA社。ただ、このA社、応募費用がばか高い。一つの作品を見てもらうのに5万円以上もする(小説家志望はまあお金がなくて生活苦しい場合が多いからね)。

利用した結果

まあ、ダメだったのだけど、そもそもこのA社、文芸方面ではあまり実績がない。出版数が多いのは実用書・ビジネス・自己啓発もの。文芸ものでも応募はそこそこあるとは書いてあるけど、童話・児童文学の分野では、それこそ一つも出版実績ないっぽいから、かなり難しいだろうとは思っていた。

それでも、どういう見方をされるのか、エージェントだから、どういう受け止め方をするのか興味があって、審査費用が高くても思い切って応募してみたのだけれど。あっさりダメで、しかも返ってきたのは、ただの作品に対する講評のみだった。原稿用紙8枚程度の。

あれだけの高い費用を払って、この程度の講評なのか~、とかなりがっかりだった。

『良い作品ではあるけども、これこれこういう悪い点があるので、だから採用を見送らせていただきます』、と。

確かにきちんと作品は分析してくれてはいる。けれど、これだと賞や出版社に投稿して講評もらうのと変わらなくないかな?

ライター養成講座や小説創作講座などの習い事を受けるのと値段的にもそんなに変わらないし。それに講座に通う方がもっとプロの作家から直接色々なことが学べるし、交流もできる。その交流からプロへの道が開かれたという人もいる。そういう講座を受けた方がはるかに意義があると感じてしまった。

悪い点はある程度目をつむって、その作家の個性・良い部分があれば、そこを磨いて世に出そうとしてくれるのがエージェントの役割だと思ったんだけど。

直接出版社に作品を見てもらった方がよっぽど良いとも思えた。

さっき書いたように費用5万円がばか高いのは、直接編集者に見てもらう場合、費用なんて0だからである。

自分の作品のジャンルがそうなんだけど、直接投稿歓迎とHPに記載している出版社は探せば結構ある。しかも、出版社によっては、不採用通知と共にきちんと短いながらも感想を記載してくれるところもある。

出版社って(出版社にもよるが)、昔風に言う持ち込み原稿をありがたく思ってくれるところもある。

これを考えると、A社の費用5万円(で、不採用の場合あの講評のボリューム)はやはりかなり高い。半額でもまだ高いと思えるくらいだ。

作品の添削というか、こういうふうにすればもっとよくなりますよ、とかそういう丁寧なシートが返ってくれば、そこそこ費用に見合ったものに感じられたとも思うけども。あと、やはりそのジャンルの専門家が見ているわけではない、というのもいささか疑問だった。

まあ、その分野の出版の実績がほぼないという時点でやはりダメなんだけどね。

また、出版社側もエージェントを通してのやり取りというものはあまり望んでいないようなので、その点でもおすすめはできない(と、誰だったかは忘れたけどある有名な児童文学作家が言っていた)。
やっぱりプロの作家になったら、編集者の人と直接打ち合わせとかしてみたいじゃない、と。アドバイスとかも直接編集者の人から受けてみた方がスキルが伸びていく、と言っていた。

これからエージェントを利用してみたいと思ってる小説家志望の人には、やはり高額な費用を出させるところはおすすめしない。エージェントを利用したいなら、せめて無料のところにしよう。

また、実用書・ビジネス・自己啓発ものは、企画段階でも応募歓迎とか、出版化されやすい傾向にあるとは思う。企画書だけという状態でも丁寧に本の形にしてくれるという。なので、実用書的なものを出版したいと思っている人にはエージェントはかなりオススメなのかもしれない。

ぼくの場合は、お試しでやってみたけど、エージェントとは名ばかり、って感じの印象だったかなぁ(※ただ、個人的にこの時に無理してでも出したお金が先払いの法則となってのちのち大きなお金として戻ってきた、とも思っている。この記事参照)。

海外のエージェントは、文芸ものの新人でもどんどん拾って、とにかく売り込んでみる、がスタンスらしいし(海外はエージェントもそうだけど、直接持ち込みが主流なんだよね)。

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